Molecule in the News¶
このページでは、ニュースに出てくる化合物の分子構造をJSmol というツールを使って(不定期で)紹介していきます。分子の構造はマウス等で回転させたり、拡大・縮小させたりすることができます。なお、特に断らない限り、構造データはNCI/NIH Chemical Identifier Resolver で得られたものを利用しています。
Puberulic acid¶
プベルル酸 (C8H6O6)
プベルル酸 (プベルリン酸)は青カビ由来の天然化合物であり、1932年に報告された。七員環非ベンゼン系芳香族化合物(トロポノイド) の一種。細菌の増殖を抑える抗生物質の特性を持ち、抗マラリア活性を有するとも報告されているが、毒性は非常に高い。
小林製薬の「紅麹サプリ」の健康被害問題で、厚生労働省は会社の調査で一部の製品ロットからプベルル酸が確認されたことを明らかにした。
IUPAC名: 4,5,6-trihydroxy-3-oxocyclohepta-1,4,6-triene-1-carboxylic acid
CAS RN: 99-23-0
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- Birkinshaw, J. H., Raistrick, H., Studies in the biochemistry of micro-organisms, Biochem J., 26, 441 (1932).
- Sennari, G., Saito, R., Hirose, T. et al. Antimalarial troponoids, puberulic acid and viticolins; divergent synthesis and structure-activity relationship studies, Sci. Rep., 7, 7259 (2017).
- プベルル酸とは「紅麹サプリ」から検出、青カビ由来(日本経済新聞 2024.03.29.)
- 小林製薬 紅麹問題「プベルル酸」健康被害の製品ロットで確認 (NHK News Web 2024.03.29).
- PubChem CID:592860
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