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このページでは、ニュースに出てくる化合物の分子構造を"JSmol":http://www.jmol.org/ というツールを使って(不定期で)紹介していきます。分子の構造はマウス等で回転させたり、拡大・縮小させたりすることができます。なお、特に断らない限り、構造データは"NCI/NIH Chemical Identifier Resolver":http://cactus.nci.nih.gov/chemical/structure で得られたものを利用しています。

Favipiravir

ファビピラビル (販売名: アビガン錠)  C5H4FN3O2

IUPAC名: 5-fluoro-2-oxo-1H-pyrazine-3-carboxamide
CAS登録番号: 259793-96-9

ウイルス学者の白木公康氏(富山大医学部名誉教授, 千里金蘭大学副学長)と富山化学工業(現:富士フイルム富山化学)が共同研究で開発した抗インフルエンザウイルス薬。
インフルエンザウイルスだけでなく、エボラ出血熱やノロウイルスなどへの適用研究もなされている。現在猛威を振るっている新型コロナウイルスの治療薬として期待されている。富士フィルムは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を対象とした治験を開始すると明らかにした。

富士フイルムホールディングスは、グループの富士フイルム富山化学(東京・中央)が新型インフルエンザ用に開発した抗ウイルス薬「アビガン」について、治験で有意な結果が得られなかったため、新型コロナウイルス治療薬に転用するための開発を中止すると発表した。厚生労働省への製造販売の承認申請も取り下げる。 (日経産業新聞 2022年10月15日)


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Structural data obtained from Chemical Identifier Resolver

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